2008年03月18日

ブラックバファロー⇔山田圭介 人生を賭けた壮絶な戦い(前半)

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仕上げきらんやった…(汗)。とりあえず、書けてる前半だけアップします。
インディーのお仕事3/13放送分より、ブラックバファローインタビューの内容を。
前半は、ブラックバファローになるまでの話と、ハリケーンのマスク剥ぎマッチに至るまで。

*
−IWAから大阪プロレスへ
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「IWAを円満って形でやめさせてもらって、タイミングがホントによかったんですね。
今ほんとに団体増えまくってますけど、それまで行く前に、わっと増えたなぐらいの時期で、僕ぐらいのレベルでも、IWAをやめたとしても、それまでWARさんのほうにも上がらしてもらってましたし、アルバイトでマスクマンを何個かやったことは。その中でも、自画自賛なんですが、選手名鑑に載せてもらえるレベルまでいったのもありましたし。

ここでIジャでの試合映像も。
97年、山田圭介vs松田慶三
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…わかい…童顔ですな。ぽっちゃり。

97年、カブキ&山田&松田vs石川&川畑&奥村
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…うわこれ、ガラスにつっこんでるよ…。

「これはもう時効と思うんで言っちゃいますけど、原始猿人ヴァーゴンをIWAの時に、あ、あれはIWAやめてフリーになった時期だったかな。
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…埼玉プロレスにもあがってたのか…この映像見たことあるぞ(汗)

そこでタイミングよくこの頃に、うちの大阪プロレスのスペルデルフィンが、僕は元々松井と、今はDDTの松井さんとつきあいがあったので、IWAやめたって聞いたんで、大阪立ち上げるんで、やってみないかっていわれてブラックバファローになったのが、マスクマンとしての始まりですね」

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−敗者覆面剥ぎマッチ
決意した理由
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「プロレスの中でも、ものすごい展開の速い、ドラマとかストーリーで、売ってる団体が、ぽっぽぽっぽ変わってるような中で、ものすごいズルズルと僕はタイガースを狙っていってたので。その中でマスクって話になったのは、売り言葉に買い言葉ですよ。僕がタイガースをチャンピオンとして認めないって発言から、天王山、奴が僕に勝ったってことってのは、何百回に1回おきるミラクルですよ。VTRで確認したら、確かに3つ入ってましたけど、僕はあの瞬間、3つとられたと思ってなかったんで。

マスクって言い出したのは実は奴のほうなんですよね。わかった何でも賭けてやるわ、じゃあマスク賭けろって。あとあとマスコミさんのほうとかでとり上げてもらって、そこまでキャリアがそれだけの人間がマスク賭ける覆面剥ぎってなかったってことで言われまして。
僕の中では、あいつが言い出したことだから、責任はテメエが持てよ、負けるのはテメエなんだから、じゃあ覆面剥ぎで、それこそ大阪府立第一のメインにふさわしいじゃないかって、考えはありましたね」

しかしマスクをかけるのとは、別のプレッシャーが。

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−超ビッグマッチメインのプレッシャー
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「山田圭介、15年のキャリアの中で、おっしゃる通り一番の大きな舞台、まぎれもなく大きな舞台ですよ。覆面剥ぎマッチが決まって、負けたらどうしようとかっていうリスクを考える余裕がないくらい、勝たなきゃいけないってことよりも、試合をはずしてはいけないことのほうが大きかったです。

プロレスラーとしてあってるのかどうか判断しかねるんですけど、それだけのメインを任されたことから、アホほどチケット売ろうと思いましたもんね。
もちろん、練習時間を割いてまでっていうわけではなかったですけど、自分でも、『オレってこんなにチケット売ったりするんだ』って、あとあと自分で驚くくらい、へんな方向にプレッシャーがいって、結果オーライだったのかもしれないですけど、お客さんいっぱい入って、営業やってた時間も練習やってたら、もしかしたら勝てたかもしれないんですけど(苦笑)、そういう意味では尋常じゃないプレッシャーでしたね」

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−敗戦…マスクマンとしての終焉
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「恥ずかしい話、お互いがほんとに、自分に出来る限り最大の努力をして、最大の状態で仕上げて、お互いがそれをやりつくして、リングに上がって負けたんですから、悔しいけど、実力の差だと、認めざるをえないなと」

バファローは仲間の制止を振り切り、イスへ。
しかしタイガースがマスク剥ぎを拒否
自らの手でマスクマンに終止符を打った。

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−タイガース拒否
自らマスクを脱ぐ
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「男と男の勝負だったんでね。たとえば、僕が勝った、ベルトはやっぱりいらない、そんなことって絶対ありえない。僕が負けた、敗者が覆面をはがされるルールで負けた、勝ったお前の責任だし、そこまでがあれだけ来てくれたお客さんに見せなければいけないものなんだぞっていうような、そこは、やっぱ奴は、僕の後輩ですし、あそこの瞬間は、先輩として教育みたいな気持ちもありましたね」
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…私は、タイガースがマスクを剥がさない、この時の様子って、すごく好きなんですけどね。らしいというか。
自分で脱ぐバファローも、らしい姿と思いますが。

*
ここででいったん区切り。
「IWAをやめてから、一度も素顔ではやってないんだよね。こうして映像を見て話を聞くってことはすごく貴重というか」とピエール。
「すごくいい表情されてますよね」と三田さん。

後半は、ハリケーンでカミングアウトした、鬱に苦しんだ時の話になります。


posted by hazel at 09:10| Comment(0) | TrackBack(2) | インディーのお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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